野里町歩紀

月1回のペースで大阪近郊の「野」「里」「町」を歩きます。そして合間にちょっと気になったことや世情について思いつくままつぶやきます。ただ論争は好みません。

和菓子

和菓子は単なる食物、甘味ではありません。日本の伝統文化です。

和菓子で感じる日本の伝統文化37~「草餅」~

お餅に寒い冬を乗り越えた草を練り込み、甘い餡を包んだ「草餅」。今日のお菓子です。春に健康や無病息災を願って食べられ、春の季語にもなっているそうです。草を食べるなんて「JAPAN」ですね。決して貧しいのではなく、豊かなんでしょうね。 元は春の…

和菓子で感じる日本の伝統文化36~銘菓「貴梅」~

いろんな方のブログを見ていても「梅」だよりが聞かれます。まだまだ寒い日が続きますが「寒梅」という言葉があるように、もう梅の季節になりました。ということで今日は「梅」のお菓子です。ただ、これは青梅の入った焼き菓子なので、「梅の花」ではないの…

和菓子で感じる日本の伝統文化35~「うぐいす餅」~

昨日から雪が降り続いた、今朝の大阪府豊能町。私の通勤コースです。全国的な雪模様の中、衆院選の投票率は、前回を上回ったそうですね。とは言っても戦後5番目の低さだそうです。 しかし、暦の上ではもう「春」です。春と言えば「うぐいす」。ということで…

和菓子で感じる日本の伝統文化34~「豆大福」~

今年の「立春」は2月4日。その前日2月3日が今年の「節分」です。節分と言えば豆まき。「鬼はそと、福はうち」。一説によると江戸時代後期、豆まきの豆をお餅で包んだのが、豆大福の始まりと言われています。ということで今回のお菓子は「豆大福」です。…

和菓子で感じる日本の伝統文化33~「いちご大福」~

お待たせしました。和菓子の中でもっとも人気があるのが「いちご大福」ではないでしょうか。お店によって餡の内容や包み方に違いがあるようですが、基本的にいちごの入った大福餅。冬から春までの寒い時期が、美味しい「いちご」の季節です。 今日のお店は、…

和菓子で感じる日本の伝統文化32~「打菓子」~

米や豆、栗、葛などの澱粉を砂糖や水飴と混ぜ、木型に入れて打ち出すことから「打菓子」と呼ばれるそうです。「落雁(らくがん)」が代表格ですね。木型によって様々な形にできることや干菓子なので日持ちが良いことから、お盆・お正月などに神仏に供えるお…

和菓子で感じる日本の伝統文化31~「赤飯」~

特に何があるというわけでもないのですが「新年」というだけでおめでたいですね。めでたいと言えば「赤飯」。なぜか赤飯は和菓子屋さんで売られています。原料が小豆と餅米だからでしょうか。それと和菓子屋さんは、日本の文化を背負っているからでしょうね。…

和菓子で感じる日本の伝統文化30~「花びら餅」~

新しい年を迎えました。今日のお菓子は「花びら餅」。平べったいお餅に味噌餡と甘く煮た牛蒡(ごぼう)を挟んで半月状に折りたたんだものです。平安時代から宮中では、長寿を願ってお正月に食べられていたそうです。和菓子に根野菜の「牛蒡」が挟まれている…

和菓子で感じる日本の伝統文化29~「郷土菓子」~

日本全国いろいろな和菓子屋さんがあります。そして土地それぞれの名産品や伝承・伝統・文化などに因んだ「郷土菓子」と呼ばれるお菓子。今日は、そんなお菓子を求めて地元の和菓子屋さんにやって来ました。そのお店は、能勢電車「山下駅」の真ん前にある「…

和菓子で感じる日本の伝統文化28~「でっちようかん」~

間もなく令和7年も終わります。一年間ありがとうございました。そして皆さんお疲れさまでした。今年最後の和菓子は「でっちようかん」です。甘さ控えめというか素朴というか、要は「薄味」のようかん(羊羹)です。一般的な甘い濃厚なようかんとは異なり、…

和菓子で感じる日本の伝統文化27~「かぼちゃまんじゅう」~

「かぼちゃまんじゅう」。以前も秋の味覚として登場しました。1年で最も夜の時間が長い「冬至」。この時期「ん」の付くものを食べれば「運」が付くということで、「かぼちゃ=南瓜=なんきん」が食べられます。こういうのって単なる言い伝えではなく、寒さ…

和菓子で感じる日本の伝統文化26~「酒饅頭」~

前回、阪急十三駅西口の真ん前にある「喜八洲総本舗十三本店」のみたらし団子を紹介しました。喜八洲さんは、みたらし団子で有名なのですが、実は、元「酒饅頭」屋さんだったようです。お店の裏に当たる国道176号線の高架横には、こんな石碑が立っていま…

和菓子で感じる日本の伝統文化25~「みたらし団子」~

本日のお菓子は、「みたらし団子」。ルーツは、京都「下鴨神社」の御手洗祭りで神前に供えられたからだそうです(諸説あり)。白玉粉などをこねて作った団子を串に刺して焼き、醤油味の甘い餡をかけたものです。一般的には丸いお餅ですが、ここのお店は「俵…

和菓子で感じる日本の伝統文化24~「もみじの天ぷら」~

大阪北摂「箕面市」。「日本の滝百選」のひとつ。高さ33mの「箕面大滝」は、大阪で最も美しい滝でしょうか。そして大阪屈指の「紅葉の名所」でもあります。ここのすごい所は「駅前」ということ。阪急宝塚線の支線である箕面線の終点「箕面駅」。改札口を…

和菓子で感じる日本の伝統文化23~「かぼちゃまんじゅう」~

かぼちゃも秋の味覚です。ということで今日は「かぼちゃまんじゅう」。かぼちゃを練り込んでいるのでしょうか、黄色い皮でかぼちゃの裏ごしした餡が包まれています。かぼちゃって果物でも木の実でもなく野菜ですよね。ウリ科の野菜は、あの固い皮の中に大地…

和菓子で感じる日本の伝統文化22~「栗きんとん」~

今日も秋の味覚の代表格「栗」です。栗は、遠く縄文時代から食べられているそうです。そして中山道45番目の宿場町である今の岐阜県中津川の菓子職人たちが、お菓子として作ったのが「栗きんとん」と言われています(諸説あり)。その後全国に広まり、地域…

和菓子で感じる日本の伝統文化21~「栗大福」~

今日のお菓子は「栗大福」。いわゆる大福餅です。イチゴ大福の栗バージョン。つぶあんと栗が一粒入っています。「栗」は代表的な秋の味覚。これからも何回か登場すると思います。そしてお店の奥さんは雑談の中で「和菓子はお花と同じくらい季節を感じますよ…

和菓子で感じる日本の伝統文化20~「亥の子餅」~

和菓子シリーズ20回目は「亥の子餅」です。イノシシが多産であることから平安時代より旧暦「亥の月」最初の「亥の日」「亥の刻」に子孫繁栄や無病息災を願って食べられていたそうです。今年の亥の日は11月2日、明日です。亥の刻とは夜の9時ころから1…

和菓子で感じる日本の伝統文化19〜大粒栗〜

暑い夏が過ぎ、やっと秋が来ました。と言っても朝晩は寒いですね。そんな短い秋ですが、秋と言えば「栗」。ということで今日の和菓子は「大粒栗」いわゆる栗饅頭です。栗が丸ごとひとつ入っています。栗は洋の東西を問わず、いろいろなお菓子に使われますね。…

和菓子で感じる日本の伝統文化18~「月見団子(関東コンビニ風)」~

前回は関西風の「月見団子」を紹介しました。今回は関東風です。しかし私は大阪居住。大丈夫です。実は私は「昭和の時代」まだ若かった頃、2年間東京で職場研修を受け、10月4日(土)の夜、東京で当時の同僚との懇親会があり東京にいるのです。というこ…

和菓子で感じる日本の伝統文化17~「月見団子」~

空気が澄み、最も美しい満月が望める旧暦8月15日。平安の時代に中国から伝わり、貴族たちが「観月の宴」を楽しんだという「中秋の名月」。現在も「お月見」として日本の伝統行事になっています。今年の中秋は10月6日。ということで今日の和菓子は「月…

和菓子で感じる日本の伝統文化16~「羊羹」~

まずお店の紹介です。今日のお店は、先日「長瀬川」に沿って歩いた際、安中新田会所跡である「旧植田家住宅」向かいの「渋川神社」に参拝したのですが、境内のすぐそばで、こんな店を発見したので立ち寄ってみました。「風土菓桃林堂JR八尾駅前店」です。…

和菓子で感じる日本の伝統文化15~「おはぎ」~

天皇家の霊を祭る「秋季皇霊祭」。今も宮中行事として行われていますが、国民行事としては秋のお彼岸。先祖を敬い亡くなった人を偲ぶ「秋分の日」です。今年の秋分の日は9月23日。ということで今日の和菓子は「おはぎ」。お餅というよりもご飯に近い、蒸…

和菓子で感じる日本の伝統文化14~「八尾の華」~

まだまだ残暑が続きますが、朝晩、特に朝の涼しさは、着実に秋へ向かっているのを感じます。今日の和菓子は「最中」です。以前もお話ししましたが、最中自体は特に季節感や伝統文化を表すものではありません。ただ最も代表的な和菓子なので、冷菓、涼菓から…

和菓子で感じる日本の伝統文化13~「水ようかん」~

いつまでも暑いです。暑い時には冷たい「水ようかん」が美味しいですね。ただ、水ようかんは「冬の風物詩」だそうです。水ようかんの発祥の地は北陸福井県といわれていますが、水分が多いため日持ちがせず、常温でも保存が可能な寒い時期に作られたからだと…

和菓子で感じる日本の伝統文化12~「がんがら火祭り」~

北摂池田の夏の伝統行事「がんがら火祭り」。本当は8月24日の日曜日。お祭りを見に行く予定だったのですが、実は私の歩紀は「軟弱歩紀」。雨には弱いのです。突然の雨であれば仕方ないのですが、基本的に傘をさしたり、雨衣を着て歩くことはありません。…

和菓子で感じる日本の伝統文化11~「あんみつ」~

暑いですね。暑い時は冷菓に限ります。今日登場するのは「あんみつ」です。「みつ豆」に「餡」が入っているのをあんみつというそうです。そのまんまですね。フルーツと餡、寒天が別々に包装されているものを私が盛り付けたので、ちょっと見栄えが悪くて申し…

和菓子で感じる日本の伝統文化10〜「忍菓甲賀流」〜

今回のお店は、先日忍者の里「甲賀」を歩いた際に立ち寄った菓子処「菓子長」さんです。事前リサーチで歩紀の途中である県道4号線「野田交差点」角にあることを把握していました。 ところが歩き始めてすぐ、ブォーリズ建築の旧滋賀銀行甲南支店を過ぎたあた…

和菓子で感じる日本の伝統文化9〜「土用餅」〜

毎日暑いですね。今日のお菓子は「土用餅」。小豆のこし餡でお餅を包んだあんころ餅です。魔除けの意味がある小豆の赤い色で暑い夏を乗り切ろうと言うことで土用の入りに食べるようになったそうです。今年の土用の入りは7月19日。土用餅を食べて夏を乗り…

和菓子で感じる日本の伝統文化8~「葛まんじゅう」~

暑いですね。今日の和菓子も冷菓。「葛まんじゅう」です。「葛(クズ)」というマメ科の植物の根を粉末にしたものが原料です。「デンプン」状のものなので「葛餅」「葛きり」「葛きりまんじゅう」など多くの和菓子の材料として利用されています。透明感のあ…