各教育委員会により違いがあると思いますが、一口に「支援員」と言っても仕事の内容や対応する子どもたちは様々です。
最も一般的なものが「特別支援教育支援」でしょうか。「特別支援学級」。かつては「特殊学級」「養護学級」などと呼ばれていました。今では、多様な子どもたちが共に学ぶという「インクルーシブ教育」の理念により、「支援級」と呼ばれる子たちもほとんどの授業を「普通級」で学んでいます。そんな彼らに「特別な配慮」を行うのが支援員です。最も法や制度、体制が整っている分野でしょうか。
次に「不登校児童支援」。以前は否定的に「登校拒否」と呼ばれていましたが、今では「行くか」「行かないか」は本人の自由。つまり「不登校」も「選択肢」の一つとなっています。そして大部分は学校に来れないのではなく、学級(クラス)に入れない子たち。学校内にはたくさんの不登校児童がいます。
最後に「生活指導支援」。家庭環境や学力、性格などを要因として、かつては「問題児」として片づけられていた子どもたち。毎日元気に登校してくるのだけれども、周りの子どもたちとトラブルが絶えません。毎日が戦いです。
そしてこれら3つの仕事は、それぞれ個別に生じるのではなく、重複あるいは同時進行的にやってきます。つまり情緒的に不安定だから周りとトラブルになる。家庭に問題があるから不登校になる。不登校だから学力的について行けない等々。そしてその背後には「いじめ」も。そのためほとんどの学校では、このような子どもたちに対しては、管理職、保健室も含め「オール職員室」で対応していると思います。そのため私たち支援員もすべての子どもたちと関わることになります。
それ以外にも校門に立っての登下校指導。給食・清掃指導。運動会・学習参観・発育測定など学校行事の補助。遠足の引率。校内・校区内の巡視など。先生方はそれ以外にもいろいろな業務があるのですが、私たちは基本的には子どもたちと接する業務なので登校から下校まで。
私も小学校で働くようになり初めて知ったのですが、小学校では本当にいろいろな人が働いています。学校給食がなかった私たちが小学生のころは、先生以外は事務員さんと校務員(施設管理員)さんくらいしか思いつきません。今では給食調理員、司書、教頭補助、スクールサポートスタッフ(SSS)、スクールソーシャルワーカー(SSW)、スクールカウンセラー(SC)、ICT支援員、日本語指導員、母語支援員、外国語講師、理科補助員、学習支援員、中学では部活指導員などなどなど。そしてそのほとんどが、私たちと同じ会計年度任用職員。いわゆる非正規公務員や定年退職者、嘱託員です。時間給制の人も結構います。
そんな中、私たち支援員は「特別支援」「不登校」などとても重い、そして教育行政において表にはなかなか現われない深い部分を中心に関わっています。そのため考えさせられることもたくさんあります。ただ、私の記事ではそれらには触れません。もちろん地方公務員法による職務上の保秘義務、個人情報保護もありますが、所詮私はよそ者、非教員。それらに対して意見を述べるつもりも資格も知識もありません。見聞きした何でもないほっこりとした話題を綴っていきたいと思います。それと児童の写真はSNSへの投稿が禁止なので、それもありません。