野里町歩紀

月1回のペースで大阪近郊の「野」「里」「町」を歩きます。そして合間にちょっと気になったことや世情について思いつくままつぶやきます。ただ論争は好みません。

公務員という人種3~「国家公務員」とは~

 前回、公務員に「国家」と「地方」。「都道府県」と「市町村」の違いは、あまり感じられないとお話ししましたが、一応「国家公務員」についてお話しします。

 国家公務員は「一般職」と「特別職」の二つに分けられます。一般職は、いわゆる「各省庁及び出張機関の職員さん」です。特別職とは、以前説明した「政治公務員」の他、国会職員と裁判所職員。いわゆる「三権分立」って奴でしょうか。特別職国家公務員には「国家公務員法」は適用されません。ただ「無法状態」というわけではありませんよ。別の法律できちんと管理されています。しかし、国会議員や裁判官は別にして、国会職員や裁判所職員として文書や書類を作成している人たち。いかに「立法」「司法」業務に従事しているとはいえ、やってることは職員さんです。あまり省庁間や国会、裁判所の違いはありません。

 そして特別職国家公務員の大部分を占める防衛省職員。そのほとんどが「自衛官」と呼ばれる人たち。何だかんだ言っても自衛隊は「軍隊」。戦前は、職業軍人と呼ばれた一握りの「将校」と、国民皆兵により徴兵された「兵卒」で構成されていました。官吏ではなかった兵卒に当たる「任期制自衛官」を公務員と呼ぶべきでしょうか。ただ、かつては教育・納税・労働と並ぶ国民の義務のひとつ「兵役」で担ってきた国家的業務を、一部の志願者で担当しているのですから、やはり公務員でしょうね。

   前回、国の機関には「明治」が残っているような感じがすると言いました。例えば、以前国会議事堂を訪れた際、さりげなく置かれている木製の手すりに「貴族院」という焼印が押されていました。自衛隊って当たり前のように旧帝国陸海軍の施設を使っているんですね。裁判所では、公判記録を風呂敷に包んで持ってきます。国立大学は、登録有形文化財だらけですね。(続く)