昨日2月3日は「節分」。わが家では妻手作りの「恵方巻」を今年の恵方「南南東」を向いて食べました。


これは関西の風習。少なくとも平成に入るころまで関東地方ではありませんでした。このことについては、以前も記事で書いたことがあるのですが、まだgooブログの頃。もう一度お話しさせていただきます。
私は平成初めころの3年間、東京で勤務しました。都内のとある官舎で、最初の2年間は家族4人で暮らしたのですが、残り1年は娘の学校の関係で妻子は帰阪。単身赴任(居残り)のような形で一人暮らしをしていました。私は独身時代は母が。結婚してからは妻が作る恵方巻を毎年食べていたのですが、当時関東地方ではスーパーでもコンビニでも恵方巻は売っていません。仕方なく近所のお寿司屋さんに行きました。私は「寿司の丸かぶり」と言っていたのですが、いろいろと恵方巻について説明しました。しかし店主は「うちにはねえよ」。最後には「そんなの関東じゃ、やってねえよ」。仕方なく直径10センチほどの太巻きを「ゲボゲボ」言いながら食べたのを覚えています。
今はおそらく全国どこへ行ってもスーパーやコンビニで恵方巻は売っていると思います。まんまと「バレンタイン商法」に乗せられましたね。
後年、上京した際、そのお寿司屋さんに行ってみようと思いました。もしかすれば店主が覚えていて、「そういや昔、関西弁の兄ちゃんがやってきて、丸かぶりだの節分だの方角だの、訳のわからねえこと言ってたな。あれって兄ちゃんだったのかい」と話が弾むかなと思ったからです。しかし、その店はもう潰れていました。知っている店がなくなるのは、とても淋しいですね。