野里町歩紀

月1回のペースで大阪近郊の「野」「里」「町」を歩きます。そして合間にちょっと気になったことや世情について思いつくままつぶやきます。ただ論争は好みません。

小学校支援員~全国画一授業~

 日本の学制は、明治以降「富国強兵」策の一環として始まり、全国民に一定水準の教育を授けるため、画一的な教育が行われているのが特徴です。このことを教育現場で働くようになり、身をもって感じました。

 私はいくつかの小学校で勤務しましたが、どの学校でも本当に先生は、同じ内容のことを同じ流れで教えているのです。私はいろいろなクラスに入るのですが、3年生の教室では同じ内容の授業を去年2年生だった子たちが、違う先生から受けています。私にはもう次の「展開」がわかります。

 コロナ禍のころタブレット端末を使った「オンライン授業」が話題となり、北海道の小学校で行われているオンライン授業の内容がニュースで流れていました。「大豆の発芽」という理科の授業でしたが、そのニュースを見て私は思わず「これって昨日うちの学校でしていた授業と同じやん」と叫んでしまいました。採用する教科書出版社によって若干の違いはあるかも知れませんが、日本の小学生って本当に全国同じ内容の授業を受けているんですね。

 「小学校~それは小さな社会~」というドキュメンタリー映画では、「両刃の剣」を例えに日本の義務教育制度に対するデメリットやリスクも指摘されていますが、こうして「日本人」が作られるのです。悪いことでしょうか。この子たちは、これから「日本」という国で生きていくのですから。