よく「客観的証拠」や「エビデンス」という耳障りの良い言葉を裏付けるとき「数字」が出されます。「数字が示すとおり」「数字に基づけば」のように。ただ本当に数字って信じていいのでしょうか。
日本とサウジアラビアの年間降水量を比べれば、日本は圧倒的に「水の豊かな国」です。しかし両国の総人口や工業立国と産油国。水が豊かなのに「雨乞い神事」がある日本。日本って本当に水の豊かな国なのでしょうか。
「平均」という言葉は「中央値」なのでしょうが、通常その属性を表す最も適切な数字として使われると思います。しかし「ある学校の小学6年生の平均年齢は11.8歳です。当たり前やろ」。「ある保育園の親子リレー出場者の平均年齢は16.4歳です。そんな奴はおらんで」。
最近では「外国人」。犯罪には至らない微罪。文化の違いによるトラブルや迷惑行為。日本は落としたお金が本人に戻ってくる確率が非常に高い国ですが、あの人たちは本当に拾ったお金を交番に届けてくれるのでしょうか。神社のお祭りや地蔵盆の前で酒盛りをして盛り上がっていますが、神仏を崇敬して日本の伝統文化を守ってくれるのでしょうか。それを「外国人犯罪の発生件数は決して高くない」とどや顔でまくしたてるコメンテーター。
だから「数字のマジック」という言葉があるんでしょうね。私は現場を知らないコメンテーターと数字は信じないことにしています。頭が悪くて算数が苦手なもんで…。